改善案を出すところまでは早い。企画も通る。ところが半年後にその仕組みを見にいくと、誰も使っていないか、すでに別のやり方へ置き換わっている。作った本人も、そのころにはもう次の案件に移っている。
137トライタイプに当てはまる人は、この流れに心当たりがあるかもしれません。137は1・3・7を含むファミリーで、Fauvre系の参照名はSystems Builderです。Rayne-Labでは「理想を、成果が出る仕組みと可能性へ変えたい」という統合仮説を置いています。
1・3・7が同時に動いている
| 数字 | 中心にある動機 |
|---|---|
| 1 | より正しい、より良い状態にしたい |
| 3 | 成果として価値を示したい |
| 7 | 可能性と選択肢を広げたい |
この3つがそろうと、改善案を頭の中で考えて終わりにはなりません。新しい仕組みとして実装し、そこから結果を出すところまでエネルギーが向かいます。理想が理想のまま置かれるのを、この組み合わせは嫌います。
批判ではなく、別のやり方に変えていく
137の力がいちばん出るのは、改革、事業化、改善のサイクルづくり、新しい制度やサービスの立ち上げといった仕事です。
特徴的なのは、問題を見つけたときの出口です。おかしいと感じたところを批判で終わらせず、別の可能性と具体的な成果へ変えていける場合があります。「ここが良くない」で止まらず「ではこうすればいい」まで進むので、周囲からは話が早い人に見えます。
つくった仕組みが根づく前に、次へ行く
このファミリーで弱くなりやすいのは、定着と保守と引き継ぎです。次の改善、次の成果、次の企画へ進み続けるため、作ったものを育てる時間が残りません。
背景にあるのは、「良くなったから終わり」という区切りが立ちにくいことです。1が働いているかぎり、どこまで進んでも「もっと良くできる」が立ち上がってきます。完成の合図が自分の内側からは来ない、と知っておくと対処しやすくなります。
3つが同時に働くと、運用が固まらない
1が品質を上げようとし、3が成果を急ぎ、7が新しい案を増やす。それぞれは前向きな動きですが、重なると一つの結果を生みます。運用が固まりきる前に、次の改革へ移ってしまうのです。
ここで必要なのは、動きを止めることではありません。誰がその仕組みを引き継ぐのか、いつまで手を触れずに回してみるのか。この2点を先に決めておけば、次へ進みながらでも前の仕組みは残ります。
木・火・金がそろい、土が足りない
Rayne-Labの仮説では、137を木+火+金として置いています。木が広げる働き、火が動かす働き、金が精度を上げて形にする働きにあたります。
この3つは、どれも前へ進める側の力です。そこで制御役として意識したいのが土、つまり定着と安定を担う働きです。土を意識的に足すという発想を持っておくと、作りっぱなしになりにくくなります。
次の企画へ手を伸ばす前に
- いま動かしている仕組みは、自分がいなくても回っていますか?
- その仕組みの引き継ぎ先と、引き継ぐ時期は決まっていますか?
- 「ここまでできたら完成」という線を、誰かと共有していますか?
- 新しい案が浮かんだとき、それは改善ですか、それとも切り替えですか?
- 前に作ったものの成果を、最後まで確かめましたか?
答えに詰まる項目があっても、直すべきは案の出し方ではありません。止まるための線を、外側に置いていないことのほうです。
完成の合図を外側に置く
137の組み合わせは、理想を形にして結果まで持っていける力です。その力を積み上げに変える鍵は、完成の合図を自分の内側ではなく、外側に置くことにあります。
いま抱えている仕組みをひとつ選び、引き継ぐ相手の名前と、手を触れない期間を書き出してみてください。たったそれだけで、次の企画へ移っても前の成果が残るようになります。
参考:Katherine Chernick Fauvre / Tritype®
※137という名称はFauvre系の参照名です。WHY統合と五行の対応づけは、Rayne-Lab独自の仮説です。