うまくいかない案件にぶつかったとき、原因をもう少し調べようとする人もいれば、その場で別の案を組み立てて動き出す人もいます。後者のうち、しかも「誰かの許可を待つくらいなら自分で責任を取る」と考えるタイプが、378トライタイプです。
378は3・7・8を含むファミリーで、Fauvre系の参照名はMover Shakerです。Rayne-Labでは「自由に大きく動き、自分の力で成果を取る」というWHY統合仮説を置いています。この記事では、3つの動機がどう噛み合うのか、どこで力が出て、どこで止まりにくくなるのかを見ていきます。
3・7・8という組み合わせ
3が求めているのは、成果や評価を通じて自分の価値を示すことです。7が手放したくないのは、自由と選択肢、そしてまだ開いている可能性のほうです。そして8は、自律と主導権、自分の力を失いたくないという動機で動きます。
この3つが同時に強く働くと、「結果を出したい」「もっと大きな可能性がある」「自分で決めて進めたい」が重なった状態になります。どれか一つが強い人とは、動きの速さも規模も変わってきます。
力が出るのは、何もないところから始める場面
いちばん噛み合うのは、ゼロから立ち上げる仕事です。3の成果志向、7の発想、8の突破力がそろうと、企画や事業、組織の改革を実際に動かすところまで持っていける場合があります。
制約の多い状況でも前へ進めるのも特徴です。障害があれば別案を作り、関係者と交渉し、必要なら自分で責任を引き受けて突破していきます。目標がはっきりしたときの集中力も強く、人や資源、機会を短期間で集めて動かすことがあります。
止まる・確かめる・根づかせるが後回しになりやすい
このファミリーで気をつけたいのは、速さと拡大と結果が強まるぶん、停止、検証、定着のほうが弱くなりやすいことです。
動けてしまうからこそ「まずやる」が続き、品質の確認、引き継ぎ、休息、そして撤退の判断が後ろへ回っていきます。動き出す力そのものは資源ですが、止めどころを決める仕組みが別に要る、と考えておくと安全です。
3つの動機がぶつかると、成功しても止まれない
3は成功したいと考え、7は選択肢を閉じたくないと考え、8は主導権を渡したくないと考えます。この3つがぶつかると、成功したあとも次の拡大へ進み続けることになります。
安定した運用を他の人へ任せることにも抵抗が出やすくなります。任せることが、自由を減らすことや主導権を手放すことと重なって感じられるためです。ここを自覚しているかどうかで、成果が積み上がるか、作っては手放すのくり返しになるかが分かれます。
火・木・金が前へ出る布陣
Rayne-Labの仮説では、378を火+木+金として置いています。火が実行、木が拡張、金が成果と主導権をはっきりさせる働きにあたります。
このままだと前へ出る力ばかりが強いので、制御として水と土を足す価値があります。水は検証、つまり本当にうまくいっているのかを確かめる働きです。土は定着と継承、動かしたものを残る形にする働きにあたります。
自分を観測する5つの質問
- うまくいかないとき、もっと調べるより別案を作って自分で突破しに行きますか?
- 成功したあと、維持することより次の拡大へ関心が移りますか?
- 他の人へ運用を任せることが、自由や主導権を失うことのように感じますか?
- 始める基準だけでなく、止める基準も持っていますか?
- 拡大する前に、品質・引き継ぎ・休息の条件を確認していますか?
当てはまる数を数える質問ではありません。見たいのは、動き出すときと止まるときで、何が判断を握っているかのほうです。
止める条件を先に置く
378の動きは、勢いを落とすことでおとなしくなるわけではありません。むしろ、止める条件を先に決めておくほど、思い切り動ける範囲が広がります。
いま動かしている案件をひとつ選び、「何が起きたら撤退するか」と「誰にいつ引き継ぐか」の2行だけ書き足してみてください。この2行があると、次の拡大へ進んでも、前の成果が置き去りになりません。
参考:Katherine Chernick Fauvre / Tritype®
※378のWHY統合と五行の対応づけは、Rayne-Lab独自の初期仮説です。